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サドゥの神通力 [インドのはなし]

昨日なにげなくテレビを見ていたら、インドの風景が映し出された。

世界7大ミステリーという番組の中だった。

クンブメーラという12年に一度のお祭りの風景・・・。

裸に灰をぬったサドゥー達の姿・・・。

 

「あぁ~、懐かし~い」

 

12~13年程前、わたしもあの群集の中にいたんだなぁ~。

 サドゥーって怪しい人たちが多いんだけど、中には、修行をして

宇宙観・世界観を持って、直感に生きているスゴイ方々も確かにいる。

 

昨日のテレビで紹介されていた、ハルドワールという村の隣に

リシュケシュというヨガの聖地と呼ばれる村があるんです。

この村でわたしは、インド人のヨギーからヨガを習ってました。

 

    過去記事: 「リシュケシュでのヨガの修行の話」

  http://cocoron2101.blog.so-net.ne.jp/2007-01-16

 

そのヨギーがある時、アシュラム(ヨガ道場)の私の部屋の前まできて、

「お前に、これをやろう」と、親指大位の大きさのシバリンガをくれたんです。

 

シバリンガって、ヒンドゥ教の神様の一人、シバ神の、男性の象徴を表すもので、

神聖なる男性的な創造、それと同時に女性的な智恵のエネルギーを示すと

され、寺院では「御神体」とされているものなんです。    

        siva_0.JPEG

      このお方が、シバ神です。

このシバリンガをくれた翌日に、なんとヨガの先生はアシュラムから失踪して

しまいました。[がく~(落胆した顔)]

ヨギーとは言っても、サドゥと変わらないから、イヤなっちゃうと、フラっと旅に出てしま

うらしいんですよ。どうも、このアシュラムのオーナーとお金のことでもめたとか・・・[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

ヨギーも意外に現実的なんだなぁ~ [たらーっ(汗)]

 

私は、このヨギーのキャラクターが好きだったから、他の先生から習おうという気にならなくて、

一週間位してから、私もリシュケシュを出て、バラナシに向かうことにしました。

頂いたシバリンガをお守りのように、小さな袋に入れて首にかけていました。

 

それから、不思議な事が起こり出したんですよ~[ぴかぴか(新しい)]

 

バラナシに行くために、電車に乗ったり、駅構内をウロウロしたりしていると、

遠くの方にいたサドゥでも、ものすごく親しげに近寄ってきて、「ハリオーム」と、私に

声を掛けるんです。 それが、一人や二人じゃないんですよ。

持っている杖で、わたしの首にかけている袋を指し示し、ニッコリ笑って挨拶するサドゥも

いました。

どうも彼らには、袋の中身が見えているみたいなんですよね。

「お前もシバを信仰する者なら、われわれは同志だ!」みたいな感じなんでしょうか。

とにかく、しばらくの間、やけに私の周りにはサドゥが寄ってきて、妙に楽しい日々だった

ように憶えています。

 

間違いなく、彼らには、袋の中身が見えていたんだと思います。

 

追伸: この時もらった、シバリンガは、今でも大切に持っているんですよ。

     またいつかインドに行く時があったら、必ず持っていこう!

     サドゥは、また親しげに寄って来てくれるかしら?

          新ゴーゴー・インド      


 


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インド人のささやき [インドのはなし]

インド人のささやきは、スゴイ!

前から物売りのインド人が歩いてくる。
ふと目があったその途端から、

「安いよ。安いよ。5本で10ルピー、ジャパニ何本買う?安いよ、安いよ、買う?買う?いくらなら買う?たったの10ルピー、安いよ、安いよ。ジャパニ金持ちだから買えるよ、いくらで買う?高くないよ、安いよ。」

すれ違う間に、これだけの事を言ってのけるのだ。しかも日本語の場合も多い。

 

日本人女性の場合には、もっとやっかいな “ささやき” もやってくる。

前からインド人男性が歩いてくる。

ふと目があう。

こっちにつかつかと歩み寄って来る。


そして・・・


「I LOVE YOU


とウインクをしながら言うのだ。


私の知っている女性は、前から歩いてきたインド人と目があった途端に、

「おぉ~、あなたの視線は、私のハートを貫いた

と愛を告白されたらしい。


無視していると、悲しげに通り過ぎていくけど、ちょっとでも笑ってしまおうものなら、「こいつはオレに、気がある。(なんと能天気な!)」と思われて、しつこくささやき続けられてしまう・・・。

そう、決して笑っては、いけない・・・。

多くのインド人男性は、日本人女性と結婚して、プリーとかインドのリゾート地に日本からの援助を得て、ホテルを建て、経営するという夢を持っているって聞いた事があるから、みんなチャンスを狙っているのかもしれない。

日本の女性も甘く見られたものです・・・。


そんな私のささやき体験・・・。
インドを旅して間もない、そう、30代前半のピチピチ娘だった頃・・・
そんなインド人たちのささやきの話を聞いて、私もいつか愛をささやかれるのかしらんと、ちょっと期待していた頃。

ちょっとした坂道を降りていると、向こうからインド人男性がテクテクと歩いてきた。
ふと目があうと、彼はニッコリ笑って近づいてきた・・・。

「おっ、ついに私も愛をささやかれる時が来たのかっ?」
「なんて言われるのかな?」

ワクワクしながらも、
「いやいや絶対に笑わないぞ!」
と期待に胸をときめかせ、彼が近づいてくるのを待った。

いよいよすぐ目の前に彼がやってきた。

 

彼は・・・

 

すれ違い様に

 

日本語でハッキリとこう言った・・・

 

 

 

 

「あかしや さんま」

 

 

 

 

「えっ~

 

 

不覚にも、大笑いしてしまったこころんであった。
そんな私の姿を満足げに眺めながら彼は立ち去って行った・・・。



日本人女性だぞ、「愛をささやけ!」っつうの!!

 


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思い出を!? [インドのはなし]

インドの旅の最後はカルカッタOUTが多かった。
カルカッタからバンコクに飛んで、バンコクから日本までの格安チケットで帰国する方法が、一番安かったからだ。
当時、カルカッタの安宿から空港まで、だいだい100ルピーだったかな。(10年程前の話です。)
インドで100ルピーというと、すごい大金だ。日本円にすると約300円だけど・・・。そんだけお金がかかるだけあって、けっこう長い時間オートリクシャー(三輪タクシー)に揺られることになる。
クラクションは鳴りっぱなし、右に左にハンドルを切りまくり、聖なる牛を足で蹴散らしながら、オートリクシャーは爆走するのだ!

いつもは、元気ハツラツ~にノリノリで乗ってるんだけど、旅が終わりに近づくと、なんだか感傷的な気分になっちゃうんだよね・・・。

「日本に帰って、働いてお金を貯めてまたすぐに来るから!」

だんだんと、空港が見えてくる。


「あぁ・・・、着いちゃった・・・。」

約束の100ルピー札を出して、オートリクシャーを降りようとすると・・・、
運ちゃんが最高の笑顔で私を見つめ、こう言った・・・。

 

「おまえとの思い出が欲しい!」

 

「は?


 

「ジャパニ、お前との思い出に、そのボールペン
 オレにくれ!」

 

「あのねぇ~、あんたとの思い出なんか、な~んにも、ないっつうの~!

 

さっさっと降りようとすると、運ちゃんが叫ぶのだ。

 

「まっ、待ってくれ!ジャパニ。私はお前との思い出が・・・。」

 

 

「チョロ~!」

*チョロについては、こちらの記事をどうぞ   
         http://blog.so-net.ne.jp/cocoron2101/2007-02-09

 

 

「ジャパニィ~!

 

 

 

 

ったくもう・・・、ハァ・・・、でもなぁ・・・、これでしばらくはインドとお別れだし・・・・。まっ、いいか、ボールペン1本位・・・。

 

 

「じゃ、コレ、1本あげるよ。」

 

 

「おぉ~、ジャパニ、サンキュー、サンキュー!これ、日本製?ティケ、ティケ(OK,OK)!」

 


「あなた、とても良い人です。

 

 

 


「ところで、ジャパニ、私には子供が三人いるのだが・・・。」

 

 

「知らんがな・・・

 


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インドの神様 [インドのはなし]

インドの東部にあるプーリーを旅していた時に出会った神様。

今までにも数々のド派手な神さま達に出会ってきたけど、
この神さまはかなり・・・スゴイぞ!

それでは、ご紹介致しましょう!

 

ジャガンナート神さまです、どうぞぉ~

 

 
                
じゃ、じゃ~ん!!!              
                               
               ウッヒッヒッヒッ、鼻ピーをしてるのだ。


一度目が合うと 、あなたはもうこの神様から目をそらす事は出来ない・・・。


なんとも強烈な個性の神さまですが
、ここプーリーの土着神で、ジャガンナート寺院のご本尊様なのであ~る。

ジャガンナートとは 「宇宙の神 という意味だそうな・・・。

こんな、愛嬌たっぷりの神さまだけど、どうやらすごい神さまらしいぞ。


お参りするときは、



「じゃい、じゃい、じゃがんなーと!」


と叫ぶらしい・・・。

 


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インド英語 [インドのはなし]

インドを旅して、列車やバスに乗ると隣の席やら向かいの席に座っているインド人達から、間違いなく質問攻めに合う・・・。

特に女性の一人旅の場合は、格好の餌食だ。

「お前、結婚しているのか?」

「日本から、バスで来たのか?」

「そのペンシルは日本製か?」

「お前の日本での仕事はなんだ。」

 

そして・・・

 

「お前のファザル、マザルはどこにいる?」

「お前、ブラザルはいるのか?」

 

「???????」

「なぁんだお前、英語がさっぱりだな。ファザルとマザルだよ。わかんねぇのかよ?」

「えぇ~っと・・・・


自慢じゃないが、英語は苦手だ。
でも何ヶ月も旅をしていると、それなりに旅行会話くらいだったら、わかるんだけど・・・。

必死に頭の中の少しの単語を駆使して考えてみる・・・。


「ファザル・・・、マザル・・・。」



実は、インドの英語は発音が、かなりキツイ。
巻舌のような発音になるのだ。

「えっと、ッルっていうのがだから、ファザアー・・・ファザー?」



「あぁ、ファーザー!」


「なんだよお前、やっとわかったのかよ。」
「お前の父ちゃんと母ちゃんは、どこにいるのかって聞いたんだよ。」


「お前、そんなんで大丈夫なのかよ!」

 


(ちっ、あんたの発音がおかしいんだよ

 

ということは、もう一つは、ブラザルは、ブラザーかぁ・・・。
なんだか、「見ザル、聞かザル、言わザル」みたいだよねぇ~。

 

「お父さんとお母さんは、日本だし、兄弟は弟が一人いるよ。」

「ほぉ~、そうかそうか、
ところで、お前の時計は、日本製か?」

「そうだよ。」

「ちょっと見せろよ。」


彼は、時計をしげしげと眺めて、裏に書いてある、made in japan を確認すると・・・

 

「日本の時計は、ナンバルワンだな。」



「えっ?」




「ナンバルワンだ!」

 

 

「・・・・・・あっ、NO1ね

 

 

英語は、苦手だけど、インド英語は、けっこう好きかも・・・

 


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わたしのバックパックがぁぁぁ~ [インドのはなし]

インドを旅する前、旅してる間、たくさんの人から

「インドは危ないぞ。荷物は盗まれるし、
日本人はみんな金持ちだと思われて、狙われるぞ!」

と言われた。

最初はかなり身構えていた私だけど、インドの旅も長くなるにつれて、
そんな身構えもなくなって、むしろそれからの方が、旅が楽しく なって
いったような気がするなぁ。

そんな旅の途中、バスに乗って長距離を移動する事になった。

一応、指定席のチケットなるものを買って、いざバスへ。

インドでは、大きな荷物はバスの屋根の上に載せることになる。
これがまた自分で載せないとならないのだ。60ℓのバックパックをヨイショと
背負い、バスの後ろ側に回って、ハシゴを上ってバスの屋根に上がる。
そして、どんなに揺れても落ちないようにしっかりと鎖で固定するのだ。
万が一落ちても自分で気がついて騒がない限り、バスは停まってくれない。

荷物を載せてから、バスの中に入る。
自分の席を確かめて、小さなカバンを置く。
この頃にはすっかり旅慣れていたもんで、カバンを置きっぱなしでバスの外
にでる。指定席なんてインド人には関係ない。荷物を置いておかないと、
空いていたら、平然と座られるのだ・・・。

「たいしたもん入れてないし、大丈夫。」

 時計を見ると昼の1時を過ぎた位。
「お腹空いたなぁ。」

運転手さんを見つけたので、
「このバス、何時に出るの?」
と聞いたら、二本指をニュッと出した。

「2時かぁ・・・。まだ時間あるし、なんか食べておこうかな。」
バス停の近くをウロついて食堂を探すことにした。

すぐ近くにターリー屋(インドの定食屋)があったので、中に入って、
10ルピーのターリー(日本円にして30円位のカレー定食)を注文する。

湯気をたてたターリーがすぐに運ばれてきた。

「おいしそぉ~
「さて、食べようっと・・・。」


だけど、なんだか、外が騒がしいなぁ。
定食屋といっても、ドアなんてないから、外は丸見えなのだ。

「なんだろう?」

外を見ていると、
5~6人のインド人男性が何かを叫びながら、走り回っている。

「なんだろうなぁ・・・、さて、ターリーを・・・。」

あれっ?こっちに来る・・・!?

そのインド人たちが私のいるターリー屋の前に来て、私を見つけた途端、
何かを叫びながら、全員が私の方に駆け寄ってきた!!




「ビャンガンビレビレジーチャハイミレへー!!」




・・・・・・何を言っているのかわからない。


 


「えぇ~、なっなんなのぉ~」


みんな、外を指差しながら、なんか叫んでる!


「えぇ~っ、なんなんだろう。」


何人ものインド人達が、身振り手振りで私になにかを訴えている。


「えぇ~!?」

なにかが、行った?
えっ、わたしの・・・
私を指差し、背中に手をやってる。

えっ、わたしの荷物?

えっ、私の荷物が行った?

「何言ってるんだろう・・・。」

もうみんな目をむいちゃって、興奮状態だ。

「えっ~と、私の荷物が行ったの?」

「そうだ、そうだ」

一人の男性の身振りをみていて、

「えっ?バス?」
「そうそう」

「・・・・・・えっ、バスが行ったの?」


「そうだってば!やっとわかった?」


「バスとお前の荷物は行ってしまったんだぞ
!」


 

「うえぇ~!?」


イスから飛び上がって、店を飛び出そうとしたら、店の親父が
血相変えて追いかけてきた。


「お前、金払え!」


「げげぇ~、まだ、一口しか食べてないのにぃ・・・。」


慌てて、財布からお金を出そうと、モタモタしていると、

「早くしろよ~!」

って感じで、沢山の手が伸びてきて、みんなが私のサイフから10ルピー札を
引っ張りだしてくれた・・・


「まだ、一口しか食べてないのに・・・


とにかく10ルピーを払って、インド人たちと一緒に走り出す。

必死に走っていると、遠くの方に、私の乗るはずだったバスが、止まっているのが見えた。

「あっ、あのバスだ・・・。」

必死に、バスまでたどり着く。

「ハァー、何がなんだかわからないけど、良かったァ・・・・」

一緒に走っていたインド人達が、ドヤドヤと先にバスに乗り込んだ。
そして、みんな口々になにか大声で言ってる。

その途端・・・

バスの中は、どっか~ん って感じで 大爆笑!

えぇ~っ、みんな私を見てゲラゲラ  笑ってるじゃ~ん・・・。




「このジャパニときたらよぉ~、てめえの荷物を載せたバスは出発してるっつうのに、のんびりとめし食っていやがっ たぞ!」

<注 :インド人は、日本人の事を、ジャパニと呼ぶ>

 


 「オレたちが必死に走り回って探しているっつうのに、こいつは、ターリー食ってんだぜっ、ターリーを!」


そう、言われたに違いない
一口しか食べてないのに・・・・・。(しつこい?)
恥ずかしいなぁ、もう・・・・・・


・・・・ しかし、どうやら、2時に出発って思ったのが、勘違いだったみたい。
じゃ、あの二本指は、いったい?

まぁ、聞いてみたところで、どうせ
「ノープロブレン(問題ないぜ!)」って言われるに決まってるし・・・・。
(インド人のノープロブレンについては、naonaoさんの記事に詳しく書いてあるので、そちらをどうぞ!)


* * * * * * * * * * * * * * 


ところで、あの時・・・
バスが出発した途端、わたしの隣の席のインド人が
「隣のジャパニが荷物を置いたまま、戻ってないぞ!」
と騒いでくれたらしい。
そしたら、
「じゃ、探してくるわ!」
とたまたま乗り合わせた何人かがバスを降りて、
私を探し回ってくれていたそうだ。
ただ、同じバスに乗り合わせたってだけで、こんなにフレンドリーな彼ら・・・。

かなり恥ずかしかったけど、有難かった・・・。

うれしかった・・・。


 

そういった訳で、バスの中で、すっかり笑いものになってしまった、
ジャパニこと、こころんですが、

このバスの旅の間、休憩でバスが停まるたんびに、

「お前の荷物は大丈夫だぞ!」


バスに乗ってるほとんどのインド人に言ってもらちゃって・・・・。


ハハハ・・・


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チョロ! [インドのはなし]

インドを旅すると誰もが体験するのが、物売りやら物乞いやら、とにかく沢山のインド人たちに、囲まれたり追いかけられたりするコト。

それがイヤでインドが嫌いになってしまう人もけっこう多い。

でも、何ヶ月もインドを放浪していると、だんだんと便利なヒンディ語を使えるようになってくる。

良く使ったのが、

「チョロ」

これは、色んな時に使える便利な言葉なのだ。

しつこい物売りに付きまとわれた時のチョロは、
「あっち行け!」の意味。

バスの車掌さんが、運転手に「チョロ」と言ったら、
「出発だ!」の意味。

チョロは、あんまりいい言葉ではないけど、これにジーをつけると、
少しやんわりとした感じになる。

「チョロ、ジー」

こうすると、「行って下さい。」 みたいな感じ。

 

わたしも、しつこい物売りに囲まれたときは、得意げに 「チョロ!」 を連発して、彼らを追い払っていたものだ。

 

ある日のこと・・・

ちょっといいお土産でも買おうかと、高級な感じの宝石店に入った。
さすがに高級店だけあって、ほとんどがドル払いになっている。

「高いなぁ・・・。」

「まっ、でもインドなんだし、とりあえず値切ってみよう!」

ガラスケースの中に入っている、ターコイズネックレスを指差し、
イスに座って本を読んでいる店主に

「これ、もっと安くしてよ  」

と軽い感じで言ってみた。

 

大柄で、しかもケントデリカットみたいな眼鏡をかけた、インテリ風の店主は、

 

私をチラリと見て、

 

 

こう言った。

 

 

 

 

「チョロ!」

 

 

 

 

 

ガーン・・・・

 

 

すごすごと退散したのは、言うまでもない・・・。

 


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ヨギーの教本 [インドのはなし]

この本は、私が、北インドのガンガー上流にあるリシュケシュという小さな村でヨガを習っていた頃、とても人気のあったヨガの教本である。
み~んな持っていたんで、私も買っちゃった

            
        「Asana Pranayama Mudra Banndha」
           Swami Satyanannda Saraswati

この本のすごい所は、

ヨガのポーズが全部ラフな手書きなところ・・・。

            
           インド人らしからぬ感じだけど・・・。

登場人物は、二名・・・

            ベェー

             目も鍛えるのよ。


 

「ヨガの世界にようこそ!」

「まずは、基本の瞑想のポーズから。」

               
             実は、わたし女性なのよん。



「それでは、達人の技をどうぞ!」

  
         うつぶせぇ~                仰向けぇ~、うぐぅ・・・。       

 

           
                              おらよっと!

 

           
              こんなんなっちゃってます・・・。

 

「最後に、クリアヨガの世界をご覧下さい。」

           
            鼻の中もキレイ、キレイ。ジャー!

                 
             粘膜強化よ!キュッキュッと!

           
                      ぐぉぇ~!気管や胃を鍛えるのよん!

                    <注>綿の布がgoodです。ゆっくり飲み
             込んで胃の中まで入れて下さい。
             あまり長い布にすると腸にまで入って
             しまうので気をつけましょう。

 

わたしも“JALA NETI”はやらされました・・・。
でも、これは案外気持ちが良かったです。鼻が詰まってなければ、本当にジャと水が出てきます。

“SUTRA NETI”は、先生がお手本を見せてくれましたが、鼻からゴムひもを入れたまでは良かったけど、喉からなかなかゴムひもが出てこなくて、手を口に突っ込んでヨダレをダラダラたらして大変そうでした。

胃洗浄で、二リットル近くの水を飲んで、一気に吐き出すという荒業もあります。先生が「やってみせましょう。」と張り切ってバケツに水を汲んできて、飲み始めましたが、途中から「オエッ、オエッ」と吐き気を抑えながら、必死に水を飲む姿に「せっ先生、もういいですよ・・・。」と声を掛けたくなったものです。オエッ、オエッって飲んで、最後に喉に指を突っ込んで飲んだ水を、オエ~ッと全部吐き出し終わった先生の姿は、まるで二日酔いのおやじのようでした・・・。

“VASTRA DHAUTI”は、先生は「やったことがある」とだけ言ってました。生徒の私たちも、「見たくもない!」って感じでしたが・・・。

あと、先生に「こういうのもあるけど・・・。」と教えてもらったのが、ガンガー(ガンジス河)に腰までつかり、なんとおしりの穴からガンガーの水を吸い込んで、腸の洗浄をするというもの・・・。

いったいどの部分に力を込めると、おしりの穴から水を吸い込めるんでしょうね・・・。

 

謎です・・・。

 

 


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日本人なインド人 [インドのはなし]

何回目かのインド の旅の後、日本への帰国の為に、北インド のデリー空港に立ち寄った。


そして、荷物検査の長い列の後ろに並んだ。


少しでも重そうな荷物を見つけると、インド 人の係員の目は、キラリ と輝く。日本人と見ると、なんだかんだ文句をつけて少しでも多く、お金をぼったくるためだ。



もちろん、それは、彼らのおこずかいとなるのだ。

 



しばらく待って、やっと私の前にいた、背広姿のインド 人青年の番になった。

 

ヒンディー語で、なにやら言い合っている。 

 

 

 どうやら

 

 

もめている様子・・・。

 

 

 

まだかなぁ~ と思っていると

 

 

 

青年がクルッ と私のほうに振り向いて

 

 

日本語でこう言った。

 

 

 

 

 

あいつら、オレのこと、日本人だと思ってバカ  にしてやがる。」

 

 

 

 

はっ

 

そうは言っても、その顔は、色黒の日本人ではなくて、まぎれも無くインド人の顔そのものであった。

 

 

 思わず、笑いが込みあがった・・・。

 

 

・・・あなた、インド人ですよ・・・。

 

 

 

 

あいつら、この荷物が重いって言うんだよ。ちっくしょう~!!日本人だと思ってなめやがって~ !」

 

 

 

 

 まだ言ってる・・・。

 

 

 

あなた、どっからどう見てもインド 人ですよ・・・。

 

 

 

間違いなく、インド 人だってば~。

 

 

 

 

彼の文句を聞きながら、ふと手に持っているパスポート に目がいった。紺色の小さ目のパスポートで、JAPANと書いてあった。

 

 

 

「日本人?」

 

 

 

 

 

 

 
結局・・・

 



 

彼は、超過料金を払い、ものすごく大きな 荷物を預けていた。

 

 

 

 

それって、ただ単に、荷物が重かっただけの事じゃん・・・

 

 

恐るべし、日本人なインド人青年・・・

 

 

彼は、日本で元気に暮らしているのだろうか?

 


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あるサドウとの出会い [インドのはなし]

29歳の時、初めてのインド への旅に出発しました。


そして、その後、何度も足を運ぶ事になりました。


何度目かの旅の時、私は、インド の聖地であるリシュケシュに行きました。そこは、ヨガの聖地とも言われる場所で、ガンジス河の上流に位置する小さな村でした。村のあちこちにアシュラムと言われるヨガの道場があり、たくさんのツーリスト達が長期滞在をしてヨガを習っていました。個人的に教えてくれるヨギー達もいました。そこで知り合った日本人の男性も自分の師匠となるインド人と出会い、かなり本格的なヨガを習っていました。


「いいなぁ・・・。私も人生の師と呼べるような人と出会ってみたい・・・。」



そんなある日のこと・・・。


ガンジス河には、いくつもの橋がかかっていて、ある時、その中の一つの橋の下に住んでいるサドゥ(修行僧)と知り合いました。

「やぁ、ジャパニ!」



見るからに怪しそうだ・・・。見ない振りして、通りすぎよう・・・。


チャイ を飲まないか。」


えっ  ・・・頂きま~す。」


チャイ をごちそうになり、おしゃべりをした。


見てくれは、かなりあや~い風体だけど、とても愛嬌のあるサドゥで、楽しくて、毎日遊びに行くようになりました。


話していると、すごくこころ に響く事を言ったりした。



「いいか、ジャパニ。地水火風空、すべては、こころ の中にあるのだ・・・。」


 

こころ 穏やかに過ごす事が大事なのだ・・・。」




そして・・・




「ジャパニ、わたしには、すでになんの執着もない。欲するものなど、何一つないのだ。

 

 

 もしかしたら・・・

 

 

このサドゥが、私のとなる人なのだろうか・・・。

 

見かけで判断しようとした己が未熟だったのだ・・・。

 

  

「わたしは、自分の師を探しているのです・・・。」

 

 

 

「わたしがお前のとなろう・・・。」

 


「やはり・・・、この方が・・・。」





「ところで、ジャパニ・・・、

 

 

 

「はい・・・。

 

 

 

私は日本のお金が見てみたい。ひとつ、くれ

 





やっぱり、見た目通りの、怪しいインド人だったのだ・・・

 


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